二俣川キリスト教会 の日記
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復活の季節
2013.04.08
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4月を迎え、すっかり春本番となった感じです。厳しい寒さに耐えた日々はついこの間です。桜も早目に咲いたものの、寒さの戻りで、白っぽい花がやっと枝にくっついているような花見シーズンでしたね。でも、ここにきて草木も目立って伸び始め、花たちもあちこちで咲き競っています。林を眺めると、新芽が銀色に輝いています。新緑の季節はもうはじまっています。「山が嗤(わら)う」というのはいまごろのことでしょうか。おもしろい表現ですね。
植物の好きな筆者は、草花の芽生え、木々の新芽の発育を目にすると、それだけでうれしくなります。つい数か月前、秋の終りに、一年の活動を終えて葉を落とした木々です。枯れた草花です。しかし、あの耐えられない厳しい冬を越え、凍てつく日々をしのいで、今、新たな生命活動を開始しつつあります。記録的な寒さであっただけに、これはあたりまえではないとつくづく感じます。
キリスト教会では、毎年この時期、復活祭=イースターを祝います。人類の罪を担って十字架に死なれたイエス・キリストが、そのあがないをまっとうして三日目に復活したという、福音書の記述に基づき、キリストの復活を教会の原点として記念し、祝うのです。それは、一度死んだともいえる草木が、いわば死の季節を越えて、奇跡的に新しい命を吹き返すこの季節にふさわしいといえましょう。
晴れた日は、空の太陽がまぶしいほどです。